今回の旅行計画では「上海」と「北京」に1泊づつホテルの手配が必要であった。
ホテルは、現地に着いた当日に捜すことも出来るとは思うが、限られた短い日程を無駄なく過ごすには、日本から事前に予約を入れておくことが望ましいと考える。
中国のホテルを日本から予約する方法はいくつかある。

まず列車のチケットを手配してもらったＨ社のような個人旅行のサポートを謳っている旅行会社に頼む方法。
Ｈ社には世界の各地域別になったホテルリストを無料で配布しており、そこから自分の予算にあったホテルを選び手配してもらうことが出来る。

ふたつ目の方法として、インターネットの活用。
現地のホテルの中にはＷＥＢサイトを立ち上げ、予約を受け付けているところもあるが、これらのほとんどは中国語か英語でのサービスで、語学が全く出来ない私には使えない。
しかしながら、最近では日本の大手宿泊予約サイトである「旅の窓口」等で、海外のホテルの予約も受け付けるようになってきた。
もちろん中国各都市のホテルの予約も可能で、日本国内のホテルを予約するのと同じ感覚で中国のホテルの予約を行うことが出来る。
同様のサービスは、日本航空の海外ホテル予約などもある。

しかしながら今回の私は、これら二つの方法ではなく別の方法で手配をした。
日本航空から宅配メール便で送られてきた「特典航空券」に添えられていた、「特典航空券」及び「ＪＡＬ悟空（ＪＡＬが発行する格安航空券）」利用者向けのホテルプランを使ってみたのである。
このチラシには、上海と北京のホテルが５件づつ紹介されており、結構リーズナブルなのと、自分の搭乗する日本航空のグループ会社「ジャルプラザ」が手配するというブランドによる安心感もあり、ＦＡＸで申し込みを行った。
申し込んだホテルと宿泊代は次の通りである。

上海・・・「上海賓館」シングル１泊10,400円
北京・・・「北京新僑飯店」シングル１泊 8,200円

出発まで後４日という段階での申し込みだったが、ＦＡＸ送信後にすぐ「ジャルプラザ」から連絡が入り、上海は当日中。北京もよく日には予約の確定の連絡があり、出発２日前には、「特典航空券」「列車のチケット」と同様に「ホテルクーポン券」が、中国への入国・出国時に必要な書類を添えて宅配メール便にて送られてきたのだった。
これで今回の旅で必要となる「航空券」「列車のチケット」「ホテルの手配」全て完了したことになった。

第５話「旅の準備とスタイル」

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