ご投稿者：野田高行様（2007/01/09 01:29）
倉科様、こんにちは。少し遅くなりましたが、昨年(2006年)11月に中国旅行の際、直達特快に乗ったので報告します。
まず寝台券の確保で、倉科様の旅行記にも載っていたＨ社に依頼したのですが、案の定上段を指定されました。私は上段でもいいじゃない、いつでも眠れるからと考えていましたが・・・。
そして上海駅から19:28発北京行きの直達特快に乗車しました。寝台は４名１室のコンパートメントになっており、見知らぬ人とうまく過ごせるかと心配になったが、１室の乗客のうち１人が若い男性の日本人旅行者だったので、ほっとしました。
　発車してしばらくすると夕食が配られましたが、弁当タイプのボックスランチではなくトレーに入った鶏肉料理と紙袋に入ったパンとフルーツと簡易な軽食でほとんど腹にはたまらずがっかりしました。
腹を満たす為、食堂車に行って見ましたが、そこは欧米人を中心とした外国人でいっぱいでかつての日本の食堂車を思い出させるような賑わいでした。かろうじて1つ空いていた席に座りビール（１５元）と中国風オムレツ（２２元）を注文します。メニューは英語も併記されておりわかりやすかったです。
程なくビールが運ばれ一口飲むと、あまり冷えていなかったのは残念でしたが、流れる景色を見ながら飲むビールは格別でした。しばらくして料理も運ばれ、おいしい料理に舌鼓を打ちながらよい気分になってビールをもう１本頼み、食堂車で至福の時を過ごしました。これは日本ではほとんど味わえない旅ですね。
酔っていた為２２時過ぎに上段のベッドに横たわり、翌日は６時前に目が覚めました。８時間も熟睡できたなぁと感心してしまいます。早速顔を洗うが、洗面器が小さすぎて水がこぼれてしまうので、改善して欲しいです。それでも何とか洗い、朝食取りに食堂車へ。中国らしく麺類もありそれを頼みます。
車窓は朝焼けの中国の風景が広がっており、荒涼とした眺めです。程なく麺（１０元）が来て食べると日本のラーメンとは違った感じの麺で、具には高菜と目玉焼きが入っており、これが中国風なのかと感心させられました。
そして定刻７：２６に北京駅に到着。日本のブルートレインに比べてサービスがよく活気があり快適な旅でした。
その後は万里の長城に行ったのですが、列車が不便だったのでバスを利用しました。
倉科さんの旅行記は非常に参考になりました。ありがとうございます。今後も楽しいＨＰを期待しています。